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この展示室外周は北側入口から右回りに、地球から宇宙の果てまでの天体や事象を並べています。そのスケールは、長さを10倍ずつ大きくしていくパワーズオブテン(10のべき乗)の考え方に沿っています。
地球の次の世界は太陽系。大型スクリーンでの惑星や衛星、小惑星や彗星などの太陽系天体の映像、惑星の動きと重力、惑星探査体験、小惑星や彗星、太陽系外縁天体や惑星の種類などを展示しています。
【太陽系はどこまで?】
私たちの太陽系は、どこまで広がっているのでしょう? 惑星や、その外の天体群である太陽系外縁天体の軌道よりもずっと外まで太陽系は広がっています。太陽から放出されている粒子の流れ(太陽風)が届いている範囲を太陽圏(ヘリオスフェア)といい、その境界面(ヘリオポーズ)までが太陽系と言えるでしょう。ヘリオポーズがどこにあるかを調べるため、1977年9月にボイジャー1号が、同年8月にはボイジャー2号が打ち上げられました。この2機は、惑星の探査が終わった後、太陽系の外へ向けて飛行を続けています
参考資料
NASAジェット推進研究所、ボイジャー探査機のサイト
http://voyager.jpl.nasa.gov/
パワーズ オブ テン—宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅(1983)フィリス・モリソン 、 フィリップ・モリソン著 村上 陽一郎 、 村上 公子 (翻訳) (日本経済新聞出版社)
文 学芸課 天文係