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環境に配慮した設備の紹介です。
ガラスに挟み込まれた太陽光発電パネルを、ガラス張りの階段室の垂直面に設置している。
通常は屋根や屋上に設置することが多い太陽光発電装置であるが、
ガラス面に設置することで公園側からも太陽光発電装置のパネルが見られるとともに、
階段室の中からはパネルの裏側の配線なども見ることができる。
出力7.5kWの電気を館内で活用している。
建物の5階と6階の北東壁面に、直線翼垂直軸型の風車を2機設置している。
2機合わせて出力6kWの電気を館内で活用している。
外壁の表面温度を抑えることによる空調負荷の軽減や、ヒートアイランド現象の軽減を図るために、
建物の南面に約1,500㎡の壁面緑化ユニットを設置している。
耐侯性の高い常緑のツル植物であるヘデラを主に採用し、年間を通じて環境配慮が目に見える外観を形成している。
なお、屋上の「星のひろば」には芝生による屋上緑化も施している。
空調負荷の軽減を図るため、一旦地下に取り込んだ外部の空気を、地熱利用により夏は温度を下げ、
冬は温度を上げてから空調機械に送り込むといったクールヒートトンネルを採用している。
このクールヒートトンネルは、取りこわした旧理工館・天文館の地下部分を活用しており、空調代の節約だけでなく、
工事費や工期の短縮にも寄与している。
トイレや壁面緑化の散水に使用する水を節約するため、屋根に降った雨水を溜める雨水貯留槽を地下に設置している。
クールヒートトンネルと同様に、雨水貯留槽も取りこわした旧理工館・天文館の地下部分を活用している。